Practice.farmで音階を練習する方法
Practice.farmのプレイリスト機能を使って、音階の練習をもっと楽しく、飽きないものにする方法を学びます。
Practice.farmで音階を練習する方法
音階の練習は欠かせませんが、飽きずに楽しく続けるには少し工夫が要ります。同じ音階練習をすべての調で、毎日体系的に弾くのは退屈になりがちです。そのため、多くの奏者が音階練習を避け、慣れた調ばかりを弾いてしまいます。
Practice.farmは、音階の練習をもっと変化に富んだ体験にすることで、この問題に応えます。アントン・スラマの66の練習曲(66 Etudes)を使って、音階の自在さを新しい段階へ引き上げる方法を紹介します。
音域を設定する
- 「設定」パネルを開き、音域を少なくとも2オクターヴに設定します
- 「音域」設定の下部で 「ランダム」を選びます
こうすると、音階がさまざまな音域と調で予測できない形で現れるので、慣れたパターンにはまり込むのを防げます。
音階練習のプレイリストを作る
- 「ライブラリ」 をクリックし、「プレイリスト」、「新規プレイリスト」 の順に選びます
- 「練習曲を追加」 をクリックします
- Anton Slama - 66 Etudes を開きます
- 選んだスラマの練習曲をプレイリストに追加します
音階練習におすすめのスラマの練習曲
音階やアルペジオのパッセージがわかりやすく出てくる練習曲を選びましょう。難易度別のおすすめは次のとおりです。
初級〜中級: 1、6、11 中級〜上級: 2、3、25、26、30、36、43、49、55、59、63、65
初心者の方は、最初の数曲だけから始め、技術が上がるにつれて難しいものを少しずつ加えていきましょう。
しくみ
プレイリストを作って「ランダム」を有効にすると、次のようになります。
- 練習曲ごとに違う調と音域で表示されます
- 次にどの調が来るかわからないので、頭が働き続けます
- 音楽の流れの中で弾くため、パターンを反復するよりも音階練習が面白くなります
- 技術的な自在さと並行して、読譜力も育ちます
この方法の利点
- 音楽的な素材に変化をつけて、退屈を防ぎます
- 慣れた調だけでなく、すべての調に親しめます
- 音楽の文脈を通してパターンの認識力を育てます
- 音階的なパッセージの初見が上達します
- 興味を保てる、ゲームのような挑戦になります
この方法なら、決まりきった音階練習が楽しい音楽体験に変わり、すべての調にわたる技術的な自在さも体系的に築けます。
技術を磨き続ける:
- 音程練習で正確さを高める方法 - 音階を極めるための基礎力を築く
- 五度圏でアルペジオを極める - アルペジオにも体系的な練習を
- 脳がランダムな練習を求める理由 - 変化をつけた練習の科学
音階練習を変える準備はできましたか? Practice.farmの機能を見るか、インテリジェントな移調が音階練習をどれほど効果的にするかを探ってみてください。
著者について

Nick Mahon
Practice.farmの創設者・開発者
Nick Mahonは、2013年9月からOrchestre Symphonique de Québecの団員を務め、2016年に首席トロンボーン奏者に就任しました。2017年にはOSQとソリストとして共演し、アルブレヒツベルガーのアルト・トロンボーン協奏曲を演奏しました。2019年からは、Conservatoire de musique du Québecでトロンボーンの教授を務めています。
オンタリオ州ロンドン出身のNickは、トロント大学で音楽演奏を学びました。音楽祭への参加歴には、Tanglewood Music CentreやMusic Academy of the Westがあります。Hong Kong Philharmonic、Toronto Symphony Orchestra、Canadian Opera Companyをはじめ、カナダ各地の多くのオーケストラと共演し、2011年のOrchestre symphonique de Montréalのコンクールでは複数の賞を受賞しました。
20年近いソフトウェア開発の経験を活かし、Nickは2025年にPractice.farmを作りました。個人用の練習ツールとして始まったものが、Conservatoireの生徒たちと分かち合う教材へと育ち、いまでは世界中の音楽家に使われる本格的な練習アプリになっています。
Nickの開発の仕事について詳しくは、ポートフォリオサイトをご覧ください。
